組合(監理団体)の選び方

2024年6月時点で全国の組合(監理団体)数は3,700を超えています。しかしながらその半分は稼働していないと言われています。どの組合から実習生を受け入れても「技能実習制度」という国の制度を活用すること自体は同じです。しかし、組合によって経験ノウハウ、サポート内容、職員の能力は異なり、どの組合と契約するかによって受入れの成否が決まってきます。
組合選びの際に注目すべきポイントとJKCでの取組みをご紹介します。

送出機関

外国人材を受入れる企業は、送出機関と直接契約を締結することは出来ません。組合を選んだ時点で自動的に送出機関も決定します。組合が契約している送出機関が集めた人材の中から面接を行います。
依然としてキックバックを組合へ支払っている送出し機関もあります。そのような送出し機関と契約している組合は、監理費が相場よりも安かったりします。
そのキックバックの原資は実習生からの手数料であり、キックバックを受けている組合は自組合の実習生から不当な(違法な)金銭を徴収していることと同義です。送出し機関はインドネシア・ベトナム・ミャンマーでそれぞれ400社を超えており、送出機関ごとに面接参加者の能力や入国前の日本語講習の質が異なります。どの送出機関を活用するかで実習生の日本語力、礼儀・マナーなどしつけ面の差が現れるため、決して軽視できないポイントです。

サポート体制

外国人材受入れの際の最も大きなリスク「失踪」をできる限り減少するには、受入企業はもちろんのこと、組合が受入れた外国人と信頼関係を結べているかが非常に重要です。失踪やトラブルを下げるためには、少なくとも毎月1回は訪問し、問題解決、実習生に注意指導、企業に対しての制度全般のフォローを行う組合が適当です。現在、JKCに他組合で受入れをされている企業様からの相談が多くなっています。他組合で受入れ中の企業様で、現在の組合の対応に不安や不信感がある場合、セカンドオピニオンとしてお気軽にご相談ください。また、JKCの母国語スタッフは正職員です。よく他組合からの企業様からの相談で、いつもアルバイトの通訳が来るとお聞きします。アルバイトの通訳の問題は下記「JKCの強み」でご説明します。

書類作成

国の制度を活用して外国人材を受入れることになるため、膨大な量の書類が発生します。ほとんどの組合が「書類はウチでやります」と言いますが、特に最近設立された組合の中には行政書士などに書類作成を委託しているところもあります。そういった組合では、書類の細かい内容についてきちんと説明してもらえなかったり、行政機関(技能実習機構など)が立入調査に来たときにサポートしてもらえなかったりします。書類の不備は些細な問題と思われがちですが、大きな問題の起点は小さな書類の不備であることが多いです。

実習生の日本語力

実習生は、当組合の場合であれば入国前に5カ月、入国後に1カ月日本語の講習を受けて入社します。
入国前の講習は、先にも少し触れましたが送出機関で行います。
送出機関の中には、自習だけさせているようなところや、日本語が上手でない現地の人が講習をしているようなところもまだまだ多いです。また、入国後講習についても、定年となった高齢の方がセカンドライフとして講習を行っているようなところもあり、こういったところでは実習生の日本語力の向上は期待できません。また、入社後も日本語指導に力を入れているところ、実習生任せにしているところなど多種多様です。日本語力の不足は様々なコミュニケーションの問題や労災にも繋がります。

費用

外国人材来日時の渡航費を始めとする初期費用は、どの組合でも大体同じです。
(明らかに安い組合があれば、見積書に載っていない項目があるはずです)
差が出てくるのは毎月組合へ支払う監理費(特定技能の場合は支援委託費)です。こちらも、安い場合は上に書いたサポート体制が充実していない場合や、送出し機関からのキックバックが考えられます。逆に、「高いな」という場合は、他組合より送出機関の調査やサポート体制に力を入れていることが推測できますが、監理費が高い組合でサポートがしっかりしていないところもあり、判断は難しいです。見極め方としては、担当する日本人・母国語職員の能力や人柄・誠実さなどをしっかりと見てから決められるのが良いかと思います。

JKCの強み

STRONG POINT

01 正規職員による対応・30年を超えるノウハウ
多くの組合は、インドネシア語、ミャンマー語、ベトナム語などの母国語を話せる職員として、通訳アルバイトや送出機関の日本駐在スタッフを利用しています。しかし、毎月の訪問を通訳アルバイト(非正規職員)や送出機関の駐在員が主で対応となると、制度上の訪問指導・監査の対応は実質できていないでしょう。アルバイトが制度を熟知しているとは考えにくく、責任感も違います。また、送出機関の駐在員は組合の職員ではありません。制度上問題があることも否めません。さらに問題が起きた時だけしか訪問してくれないということも他組合で受入中の企業様からの相談でよく聞きます。JKCでは、毎月の訪問指導・監査の対応は、組合正規職員がすべて行います。
さらには、JKCは平成5年の研修制度時代からこの事業に携わってきました。様々な失敗もありましたが、そのような経験が現在の企業様と実習生のサポートに活かされています。

STRONG POINT

02 法令遵守

本来「法令遵守」は当たり前であるべきですが、現在、特に技能実習については、一部の企業が受入職種と異なる業務を行わせたり、時間外労働の賃金を正規に支払わなかったりしていることが、報道機関で取り上げられています。技能実習におけるこのような問題は、実際組合側は間違いなく把握していますが、受入企業への是正指導をできていないのが現状です。これは、制度的には監理団体が企業を指導する立場にありながら、監理費をいただく(受入企業=お客様)という関係性で、企業側に指導がしにくい監理団体があります。JKCでは、技能実習法や各種労働法令に則って監理事業を行っています。とりわけ、行政機関へ提出する書類については、事実と異なる内容とならないよう、受入企業の担当の方に細かく状況確認をさせていただいています。また、その他制度上の問題がある場合は、必ず企業へその内容を伝え、改善を行っていただきます。

STRONG POINT

03 送出機関の徹底した吟味

組合に違いがあるように、送出機関にも違いがあります。
インドネシア、ミャンマー、ベトナムの送り出し機関はそれぞれ400社を超えていますが、例えばベトナムでは、送出機関の数は400社(令和2年12月の時点)を超えていますが、受入企業は送出機関を選ぶことができません。組合を選んだ時点で、自動的に送出機関が決まってしまいます。送出機関の選定で大切なのは、
①法令・制度遵守
②教育力
③募集力です。送出機関の中には多額の費用を実習生から徴収しているところや、ライセンスを他社に多数貸し出ししているところ、監理団体や企業にキックバックをしているところもあります。この為、JKCでは、平成5年に研修生受入事業を始めてから収集した様々な送出機関の情報を基に上記3点を基準に、提携する送出機関を決定しています。