技能実習機構は、令和元年度の「帰国後フォローアップ調査」の結果を発表しました。この調査は、帰国した元実習生にアンケートに回答してもらい、日本での実習に関することや帰国後の就職状況について尋ねるものです。

アンケートには実習期間中に困ったことを複数回答で尋ねるものがあり、困ったことがあったと答えた実習生の中で、もっとも割合が高かったのは「家族と離れて寂しかった」で63.8%でした。また、「残業が少なかった」とした実習生は30.7%で、「残業が多かった」の3.6%を大きく上回りました。

調査の結果から、残業が少ないことも実習生の不満の原因の一つになると言えます。当組合としても実習生に残業させることを推奨しているものではありませんが、実習期間中に実習生とのトラブルが起きないためにも、面接の段階で残業時間についても十分に説明することが極めて重要です。